今回は、粉瘤(アテローム)ができて手術した際の実体験を書いていきたいと思います。
手術と聞くと怖いし、痛そう・・・不安になってしまいますが(私も手術と聞いた時は不安でいっぱいでした)その不安を少しでも取り除けるように、私が手術前に事前に知りたかった事をまとめてみました。
今後、粉瘤の手術を受ける予定の方や、受けたい方の少しでも参考になれればと思います。
実際の私の粉瘤や、手術後の傷跡や、手術の痛みや方法、かかった費用などできるだけ事細かくみていきたいと思います。
是非、最後までお読みください。
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粉瘤とは
粉瘤とは何なのかをサクッと見ておきたいと思います。
(私は粉瘤ができたことはありますがお医者さんではなく素人なので詳しい説明はクリニックなどのサイトをご覧ください)
粉瘤とは、皮膚の下に袋状のものが出来て、そこに垢や皮脂などの老廃物が溜まったもので、良性の腫瘍です。
(腫瘍と聞くと恐ろしいですが・・・)
良性の腫瘍なので小さなしこりがある程度で炎症がなければそのままでも問題ないみたいです。
そして、粉瘤は自然に治ることはなく、皮膚の中の袋状のものを除去しない限り治すことはできません。
原因
粉瘤ができる原因は、ほとんど明らかになっていないみたいで、体質的に粉瘤ができやすい人もいるみたいです。
放置すると大きくなってきたり、独特な異臭の原因になったり、炎症を起こす事もあるので、小さいうちに対処しておくことで跡も残りにくく比較的キレイに治るとのことです。
私は、小さいうちに対処したので(後ほど私の手術前と後の写真載せます)跡が残らずキレイに治すことができました。
実体験|粉瘤が顔と耳に出来てしまった話
まずは、私の顔と耳に粉瘤が出来た話を軽くしておきたいと思います。(早く手術について知りたい方は飛ばしても◎)
手術以外の方法で治療
まず、初めて粉瘤ができたのは、耳たぶ(正確には耳たぶの付け根らへん?)で耳たぶが腫れて1cm程のしこりの大きさで痛みもありました。
その時は近所の皮膚科を受診し、再発しないように治療するには手術が必要だと言われ「とりあえず中身を出すから様子見て」と言い、先生は注射の針を耳たぶに刺し、粉瘤の中にあるものを注射器で吸い取りました。
(正直、なかなかの痛みでした・・・)
抜き終わった注射器にはドロドロとしたものがまあまあの量入っていました。
それと同時に耳から大量の血が・・・ボタボタと垂れていて、先生は耳にガーゼとワタみたいなものをテープで貼り付けてくれました。
診察室に入って5分足らずで粉瘤の中身を抜かれて、治療自体は1分程度で終わり全部で10分以内で終了し、家に帰っても耳から血が止まらず、ガーゼを替えても替えても血が出てきて・・・その日はその先生のことを不審に思いヤブ医者だと思っていました。(いや、しばらくそう思っていました)
ですが、その後3年ほど経過しても、耳たぶの粉瘤は再発することなく現在に至ります。
正しい治療法だったの??(笑)ヤブ医者と思ってごめんなさい・・・(笑)
この注射器で吸い取る方法が良いのかどうかは正直、素人ではわかりませんが、結果傷跡もなく再発もしていないので良かった気もします。
手術での治療
続いては、顔の眉間の辺り、眉毛付近にできた粉瘤についてですが、こちらは手術で治療しました。
(こちらは比較的最近の話で写真があるので載せておきます。私の粉瘤です・・・笑)
こちらは、顔という事もあり傷跡が残るのも嫌だけど、どんどん大きくなってきて目立つようになるのも嫌・・・
小さい早い段階で病院で診てもらい手術してもらうことにしました。
結果、大正解!!!跡が全く残ることなく跡形もなくキレイに!!
手術による粉瘤治療についてさらに詳しくみていきたいと思います。
方法|粉瘤手術
粉瘤の手術ですが小さな穴を開けて、袋の中身と袋を絞り出す「切開法」と皮膚を切開し粉瘤を取り出す「くりぬき法」の2つの方法があり、大きさや症状によって手術の方法が異なります。
私の粉瘤は比較的小さかったのもあり、くりぬき法で手術をしました。
粉瘤手術痛みや時間は?
実際にくりぬき法で粉瘤手術した際の痛みですが、最初に局所麻酔をする際に少しチクッとしますが、そこまで激痛とかではなく我慢できる痛さで、麻酔さえ乗り越えると、もう後は全然痛みは感じませんでした。
次に、メスか何かで皮膚をくり抜かれている感覚があり(全然痛みはありません)粉瘤を押されている感じがあり、絞り出している感覚はありますが、痛みは麻酔が効いているのもあり全くと言っていいほど全然感じませんでした。
(手術を終えた夜の写真になります・・・穴が本当に塞がるのか不安でした。)
簡単な手術とはいえ、同意書にサインをしたり、手術室に行き簡易的な手術着みたいなのに着替え、手術台に寝る必要があるので、正直手術前は、ドキドキでしたが、時間は手術が始まって10分も経たずに終わりました。
結果、痛みは麻酔の注射を打つ際にチクッとするぐらいで、時間は10分程度ですぐに終わり、思っていたよりもあっけなく終了しホッとしました。
手術後は、止血しおでこにガーゼが貼られた状態でしたが、幸い前髪で見えなかったのもあり、しばらくは麻酔で少し感覚がない状態でしたが、痛みが出る事もなく、手術後すぐ私はお買い物とランチをして帰りました。
塗り薬と飲み薬を処方していただき、その中に痛み止めもありましたが、1度も飲まずに過ごすことができました。
費用や来院回数|粉瘤手術
粉瘤のくりぬき法の手術の費用や、来院回数などについて詳しくお話していきたいと思います。
(粉瘤の大きさや手術法などによって費用も、来院回数も変わってくると思いますのでご参考までに)
私の場合は、手術費用の他、診察料や検査料など合計で1万円ぐらいだった気がします。(保険適用です)
来院の回数は、まず初めて来院した際に手術をしてくださる病院で、初診で手術をしてくれました。
さらに、術後経過観察で、2週間後に再診をし、2週間後には傷もある程度キレイに治っていたので、その2回の通院で終わりましたが、傷の治り具合によっても来院回数は変わってくるのかと思います。
手術経過&再発|粉瘤手術
続いては、粉瘤手術のする前とした後と、現在の様子についてみていきたいと思います。
こちらの写真の左側から手術前の膨らみが気になる状態・手術後の傷の状態・最近の傷が完全に治った写真になります。
自分でも驚くほど、どこが傷跡だったのかわからないぐらいキレイに治りました。
顔の粉瘤という事もあり、傷跡が残ったらどうしようと心配していましたが、予想を遥かに上回るほどのキレイに治り安堵しました。
再発についてですが、最初に一度手術をすると粉瘤ができやすくなるという説明を聞き不安になりましたが、今の所再発することなく平穏に過ごせています。
何科に行けばいいの?
粉瘤っぽのができてしまって・・・何科に行けばいいの・・・?そう迷われている方もいらっしゃるかと思います。
私は、最初粉瘤だと知らず、できものみたいなのができてなかなか治らないので、皮膚科にかかりました。
皮膚科に言って粉瘤なのか、それともただのできものなのかしっかりと専門のお医者さんにみてもらった方が良いと思います。
地域によっては粉瘤をメインに取り扱っているクリニックもあるので、そう言ったところに行ってみるのもおすすめです。
とにかく小さいうちにみてもらった方が、傷跡も小さく治りも早いと感じたので、早めにお医者さんに診てもらうのがおすすめです。